吾輩は糖尿病である

健康についてをつらつらと

専門医との出会い

絶望的な状況でストレスをため込み

気が狂うのではないかと思っていたところ

仕事の関係で糖尿病専門医と会う機会があった

話をしてみたところ

相手はひどく驚き

「その薬の量は異常だ。絶対にありえない」と言われた

その専門医の勧めで遺伝子の検査を受けたところ

代謝系に異常があることが判明した

元々、日本人はインスリンの分泌が少なかったり

効き難かったりするそうなのだが

私の場合それが極端に悪い方に寄っているらしい

なのでこのまま治療を続けても効果は期待できないということで

方針を変えることにした

 

糖質を取らずに脂質とタンパク質だけを取るようにしたのだ

いわゆる糖質制限というやつだが当時はまだあまり知られていなくて

医者からも理解を得られず病院を変えることになった

糖質制限に理解のある医者を探すのが難しい時代だった

 

糖質制限に切り替えてからは今までの地獄が嘘のように気軽になった

月2万円分近く飲んでいた薬は飲まなくなり

1000kcal以下に抑えていた食事も2000kcal取るようになった

運動も量を大幅に減らせた

足の痛みに悲鳴を上げていたのでこれは本当に助かった

 

そしてわずか2週間で数値は健常者と変わらなくなった

HbA1cも1月後には落ち着き健常者並みに収まった

それでも体内での糖生産が多いため健常者よりは高い値になったが

糖尿病の症状はまったくと言っていいほどでなくなった

 

それまでは夜中に足の痛みで飛び起きていつ足を切断することになるかビクビクし

視界がおかしくなったり見えにくくなるたびにいよいよ失明かと絶望していたのが

嘘のように健康になれた

もちろん、健康に見えるだけで中身はボロボロなわけだが

正直、心が救われた

あのまま元の病院で治療を続けていたら今頃はもう死んでいたかもしれない

 

とりあえず、糖尿病の人には糖尿病専門医に見てもらうことと

遺伝子の検査をお勧めする

強くお勧めする